数年前に「iPadにケースはいらないよ」という以下の記事を書いてから、実に多くの方に読んでいただき、ケース「あり」「なし」論争の熱量を肌で感じました。

その後、「iPhoneにケースはいらないよ」という記事も書いたのですが、こちらも多くの方に読んでいただきました。

この記事を書いている筆者はネタではなく、本気で普段からiPhoneとiPadを裸で使用しています。
そのため、不慮の事故で傷がついてしまうこともあります。
どんなに気をつけていても、不意に我が子が死角から突っ込んできてiPhoneが吹っ飛んだこともありました。

iPadも案の定、子どもが机から落としてしまい、ヒビが入ったことがあります。

それでもやっぱり、iPhoneやiPadは裸で使いたい。美しいデザインをいつも眺めていたいという気持ちはまったく揺らぎません。
そこでこの記事では、iPhoneやiPadを裸で実際に4年ほど使ってみた正直な感想を、簡単にまとめて紹介します。

iPhoneやiPadのケース問題で迷っている方は、ぜひ参考にしてみてね!
iPhoneをカバーなしで使ってみて感じたこと



長年裸で使ってみて改めて思うことや、率直な感想を「良いこと」と「うーん」なことに分けて紹介するよ
カバーに飽きないし、交換の手間がない
iPhoneのカバーは、使っていると飽きてきませんか?カバーの着せ替えが趣味ならまだしも、毎回カバーを買い替えて無駄な出費がかさむのはもったいないですよね。
また、大事に使っていてもカバーが破れたり、劣化して色褪せてくることもあり、それがストレスになるから厄介。まさに、カバーをつけていた時の自分がそうでした。
iPhoneにカバーをつけないと、本当に楽です。無駄なストレスがなくて、ほんっとに快適!
過去にApple純正の高価なカバーを使っていたのですが、傷がついたり破れたりすると本当に萎えました。
iPhoneの裸使用は飽きが来ないし、ストレスもなく使えて快適に使えています。
カバーをつけないから重くならない
ちょっとしたことですが、カバーをつけると重くなります。この少しの重さの違いでも、意外と大きな差になります。
重さだけでなく、厚みも増します。カバーをつけているときは慣れて気にならないこともありますが、裸で使ってみると、無駄に重くもならず、かさばらず、とても快適です。
たまにカバーを外したときに、「iPhoneってこんなに薄くて軽かったんだ」と驚く、あの感覚です。
軽く、薄く使えるというのは本当に魅力的です。
デザインをずっと堪能できる


iPhoneの美しいデザインを自ら隠してしまうなんてもったいないと思いませんか?
iPhoneは、購入した当初は新しさにワクワクしますが、カバーをつけて時間が経つと、だんだん飽きてきます。
これは、カバーによってiPhone本来のボディが見えなくなるからだと思っています。
個人的に見た目が変わると、iPhoneへの愛着も薄れてしまう気がします。
しかし裸で使っていると、シンプルで洗練されたデザインを常に見ていられるので、飽きが来ません。長く愛用できる感覚があります。
iPhoneは見事なまでに洗練された美しいデザインを持っています。そのデザインをカバーで隠してしまうのは本当にもったいないと思います。



暇なときは裸のiPhoneを眺めるオジサン
サイドボタンが押しやすい
カバーをつけると、サイドのボタン部分が埋もれてしまうため、サイドボタンが押しづらくなります。
これが地味にストレスで、音量調整がしづらかったり、電源ボタンが押しにくかったりします。
裸で使うとサイドボタンがとても押しやすく、快適です。


写真撮影のとき、音量ボタンでシャッターを切ることが多いのですが、これがとても快適に利用できます。
背面タップが快適


皆さん、iPhoneの「背面タップ」って活用していますか?
iPhoneの裏面をトントンと叩くと、指定したアクションが起動する機能です。
私はよくGoogle検索するので、背面タップでGoogleの検索窓が出るように設定しています。
しかしカバーをつけていると、背面タップの反応が悪くなることがあり、これがすごくストレスでした。
裸で使うと背面タップの反応は非常によく、ストレスフリーです。



カバーという障害物がなければ反応が良くなるのは当然だよね!
MagSafeがピタッとくっつく
iPhoneのMagSafeってご存知ですか?
- iPhoneのMagSafeとは
-
- 背面に内蔵された磁石のリングでアクセサリーを吸着
- Qiワイヤレス充電と互換性があり、位置ズレなく充電できる
- 最大15Wの高速ワイヤレス充電に対応
MagSafeでアクセサリーをくっつけたり、ワイヤレス充電をする際、カバーが障害となり、邪魔になることがあります。
MagSafeに対応していないカバーも多く、対応していても磁力が弱まってしまうこともあります。
しかし、当然裸で使えば吸着力は最大限に発揮されます。
私自身、書斎でMagSafeスタンドにiPhoneを固定して使うことが多いため、ピタッとくっついてくれてとてもいい感じです。


落とさないように気を使う必要がある



ここからは「ウ~ン」な所の紹介
やはり落下には気をつける必要があるので、iPhoneの使用時は以下の点に注意しています。
- 歩きながら使わない
- ポケットから取り出すときは慎重に
- 子どもが近くにいるときはタックルに備える
使っていると段々と慣れてくるものだけど、でもやっぱり滑りやすい。
新品のうちは絶対に落としたくないので、特に気を使います。
どれだけ注意していても、不慮の事故で落下することはありますが、その際は体全体で反応してダメージを最小限にすることを心がけています。
iPhoneに傷がつくと、自分の体がえぐられたようなダメージを受けます。
いざ傷がついてしまったときには、
「カバーつけておくべきだったかな…」
と思うことも正直あります。
ツルツルに慣れが必要
「カバーをつけずに使うなんて怖くて無理」と言われることも多いです。
気持ちはとてもよくわかります。
私も以前はそうで、カバーを着用無しでの使用なんて考えられませんでした。
なぜならば「ツルツルすぎる」から。
iPhoneの表面は、まるで赤ちゃんの肌のようにツルツル。
滑って落とすのも当然です。
でもきっと大丈夫。繋いだ手を絶対に離さないくらいの気持ちでiPhoneを握り続けていれば問題ありません。
iPadをカバーなしで使ってみて感じたこと


傷は増えましたが、私のM1 iPad Proはまだまだ現役で活躍中。
こちらも購入からずっとカバー無しで使用し続けていますので、そのメリット・デメリットそれぞれ紹介します。
軽くて携帯しやすい
iPadって家の中、外出など、意外と持ち運ぶ機会が多いですよね。そんな持ち運ぶiPadは当然軽ければ軽いほど良いに決まっています。
しかしApple純正のMagic Keyboardを装着した場合、約600〜700gも重くなってしまいます。これはさすがに重い。
カバーを装着すれば、どんなカバーでも少なからず重量が増します。
裸利用ならiPad本体だけの重さなので、軽く快適に利用可能です。
家の中でのおすすめの携帯方法は、iPadスタンドに乗せたまま持ち運ぶことです。


私も使用していて、おすすめなのはLogicoolのiPadスタンドです。土台がしっかり安定していて、しっかりとiPadを支えてくれます。
普段はスタンドに乗せたまま使用して、読書やブラウジングがしたくなったら本体のみサクッと手にとって作業できるのが快適過ぎる使い方です。
寝転がって本が読みやすい


寝転がって本を読む際、カバーは非常に邪魔です。
重いし、かさばるし、画面の保護部分が垂れてくるしで読書する気が失せてしまいます。
裸利用ならカバーの脱着も不要で快適に読書できます。
開閉の手間がない
iPadカバーはパタンと開け閉めするタイプが主流ですが、これが意外と手間。
iPhoneカバーでいうところの手帳型カバーも同様の理由で、好きではありません。
開いたり、閉じたりしていては時間の無駄としか思えないんです。
わずかな時間でも、積み重なると大きい。そうした小さな手間を省きたい方には裸利用がおすすめです。
\万人向けのAir/
\圧倒的なパワーのProモデル/
カバーの脱着が不要
読書の際にも述べましたが、カバーが邪魔で装着・脱着を繰り返すのは手間です。
とくにしっかりとiPadに装着されていてカバーの取り外しが大変なものだと本当に苦痛です。
一度装着したらめったに外さない方にはいいのですが、頻繁にカバーを脱着する方は、カバーを使わない方が断然快適です。
スタンドとの組み合わせが便利
よくある自立型カバーも良いですが、おすすめはやっぱり裸のiPad+スタンドの組み合わせ。上記でも家の中での携帯について紹介しましたが、外出先でも同様です。


詳しくは「iPadにケースはいらないよ」の記事で紹介していますが、iPadとiPadスタンドの組み合わせは自宅でも外出先でも使い方は無限大になります。
屋外での持ち運びにはケースが必要
iPadも、裸利用のデメリットがないわけではありません。
当たり前ですがカバンの中に裸で入れるのはさすがにNGです。中の物と接触して傷がつく恐れがあります。
そのため、外出時にはiPad用の持ち運び用ケースが必要になります。
正直どんなケースでも構わないと思いますが、私はAmazonで適当に選んで買ったケースを使用しています。
表面がツルツルなので落下注意
ちなみにツルツル問題はiPhoneと同じです。
iPadも表面がツルツルしているので、滑らないように注意が必要です。
以上をふまえて、もし次のような条件を満たすiPadカバーがあれば、装着してもいいかなと思っています。
- 滑らず手に馴染みやすい
- 薄くて、厚みを感じさせない
- 手帳スタイルでない
- 丈夫で壊れにくい
- シンプルでiPadのデザインを活かせる
- 脱着が簡単で楽



こんな理想的なカバーがあったら装着してもいいかな……。
と思うことはたまにあります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事が、iPhone・iPadのケース問題で悩んでいるあなたの参考になれば嬉しいです。