近年、プログラミングは子供たちにとっても身近な存在になりつつあります。特に、iPadを使ったプログラミング学習は、手軽で楽しく、幼児のうちからでも取り組めるものが増えています。
プログラミングと聞くと難しいイメージがあるかもしれませんが、実はiPadを使ったプログラミングは、子供たちが遊びながら自然に学べる内容がたくさんあるんです。
今回は、iPadで子供向けのプログラミングを実際に試してみました。難しいコードを書くことなく、タッチ操作だけで直感的にプログラミングの基礎を学べるアプリの紹介です。
子供たちは遊び感覚で、楽しみながら論理的思考や問題解決のスキルを身につけることができます。
iPadは自身が使用するだけでなく家族・子どもにもメリットがあります。iPadの購入を検討されている方は是非自身に合ったiPadを見つけてみてください。
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プログラミング学習が子供に与えるメリット
子供がiPadでプログラミングを学ぶなんて、ちょっと早すぎるのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし、実は幼児期からのプログラミング学習には多くのメリットがあり、論理的思考や問題解決力、さらには創造力を養うことができます。
ただ単に画面を見ているだけではなく、自分で考え、キャラクターや物語を作り上げていく体験は、遊びながら学べる最適な方法です。ここからは、子供にプログラミング学習がどのような良い影響があるのか、そのメリットを詳しく見ていきましょう。
論理的思考力の向上
プログラミングを通じて得られる最大のメリットのひとつが「論理的思考力」の向上です。論理的思考力とは、物事を順序立てて考え、最適な解決策を見つける力のことです。
この力は、子供が成長する過程で学業や日常生活、将来の仕事においても役立つ重要なスキルです。
まず、プログラミングは「問題解決の連続」で成り立っています。たとえば、キャラクターを動かすためのプログラムを作る際にも、「どうすれば前に進むのか?」「どうすれば障害物を避けられるのか?」といったさまざまな課題に直面します。子供はこれらの課題を小さなステップに分けて解決していくことで、問題を整理し、論理的に考える力が鍛えられます。
さらに、プログラミングには「順序」が大切です。コードを順番通りに正しく組み立てなければ、思い通りの動きが実現できません。たとえば、「キャラクターを動かす→ジャンプする→ゴールに到達する」という一連の動きを実現するには、それぞれの動作を順序立ててプログラムする必要があります。こうした手順を考える過程で、順序を意識した論理的な思考が身につきます。
また、プログラミングにはエラーやバグ(誤り)がつきものです。うまく動かないときに、どこが間違っているのかを見つけ、修正する作業は「仮説と検証」を繰り返す力を育てます。
子供たちはエラーが出た際に「どこが原因なのか?」「どう直せばいいのか?」と考えることで、自分で答えを見つけ出す力を養っていきます。こうして成功体験を重ねることで、挑戦することへの自信も育まれていくと考えられています。
創造力と発想力の強化
プログラミングは、子供たちの創造力と発想力を大きく育てるツールとして注目されています。単に画面上のキャラクターを動かすだけでなく、自分のアイデアを実現するためのストーリーやアニメーションを構築することで、子供たちは「自分で考える力」を身につけることができます。これは、絵を描いたりブロックを組み立てたりする感覚に近く、子供にとっては遊び感覚で楽しめるのがポイントです。
特に、iPadを使ったビジュアルプログラミングツールである「Scratch」や「Tynker」などでは、子供がブロックをドラッグ&ドロップで組み合わせて、物語やゲームを作り出せるようになっています。プログラミングを進めるうちに、「こうしたらどうなるんだろう?」「もっと面白くするにはどうすればいいか?」と自発的に考えるようになり、自然と創造力が伸びていきます。文字や数字だけではなく、視覚的にプログラムが進む様子が分かるため、幼児や小さな子供でも、物事を俯瞰して考える力がつきます。
さらに、プログラミング学習は、自分が思い描いたキャラクターやシナリオを実現できるため、達成感も得られます。例えば、自分がデザインしたキャラクターが動いたり、想像したストーリーが形になったりすることで、子供たちは「できた!!」と自信を持つことができます。
問題解決スキルの習得
プログラミング学習が子供に与える大きなメリットの一つが、問題解決スキルを自然に身につけられる点です。問題解決スキルとは、困難な状況や課題に直面したときに冷静に状況を分析し、最適な方法を見つけ出す力のこと。これは、日常生活や勉強、将来の仕事においても重要なスキルです。プログラミング学習では、子供がこのスキルを遊びながら習得できる仕組みがたくさん用意されています。
例えば、「Scratch」では、キャラクターを動かしたり物語を作ったりすることで、具体的な目的を達成するために「どうすれば良いか」を考える体験ができます。遊びながら自分で考え、試行錯誤を繰り返すうちに、自然と問題解決スキルが磨かれていきます。
実際にキャラクターがうまく動かないときには「なぜ動かないのか?」と原因を探り、次の行動を考えるプロセスが、論理的思考や忍耐力を育む良い機会になるのです。
また、プログラミングでは結果がすぐに画面に表示されるため、どこが間違っているのか、どこを直すべきかが一目でわかります。この即時フィードバックによって、失敗を恐れずに挑戦し続けることができ、成功するための方法を見つけ出す力が養われます。この体験を繰り返すことで「失敗してもやり直せばいい」「諦めずに工夫を続ければ成果が出る」という考えが自然と身につきます。こうしたプロセスは、プログラミングに限らず、日々の生活でも役立つもの。難しい宿題や友達とのトラブルなど、様々な場面での対応力が身につく事が期待できます。
子ども用のプログラミング学習も今は多く存在します。今や小学校で必修科目のプログラミングを早めに学ばせてはどうでしょうか。
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子供におすすめのプログラミングアプリ【Scratch】
子供にプログラミングを教えたいと思っても、「難しいのでは?」「すぐに飽きてしまうかも」と心配になることはありませんか?
そこで登場するのが、子供でも直感的に楽しめるプログラミングアプリ【ScratchJr】です。iPadの画面上でキャラクターを動かしたり、ストーリーを作成したりと、遊び感覚でプログラミングの基礎を学べるのが魅力です。
この【ScratchJr】の使い方や、子供にとっての学びのメリットについて詳しく見ていきましょう。
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Scratchとはどんなプログラミングアプリ??
Scratch(スクラッチ)は、子供がプログラミングの基礎を楽しく学べる無料のビジュアルプログラミングツールです。文字を打ち込む「コード」を書く代わりに、視覚的なブロックを組み合わせることでプログラムを作成できるのが特徴です。
この直感的な操作のおかげで、初めてプログラミングに触れる子供でも簡単に理解し、すぐに楽しめるように設計されています。
Scratchでは、画面上のキャラクター(スプライトと呼ばれる)を自由に動かしたり、色を変えたり、背景を変えたり、音を鳴らしたりと、さまざまなアクションを指定することが可能です。
例えば、ネコのキャラクターを使って簡単なアニメーションを作ったり、迷路ゲームを作ったりと、楽しみながら自然にプログラミングの「順序を考える」「指示を伝える」などの概念を学ぶことができます。
また、自分の作成した作品をコミュニティで共有したり、他のユーザーの作品を見て学んだりすることもできるため、好奇心を刺激し、創造力を広げる場としても人気です。
iPadを使う場合は、専用の「ScratchJr(スクラッチジュニア)」というアプリがおすすめです。このアプリはScratchをさらに簡略化したもので、特に幼児や低学年の子供に適しています。
ScratchJrでは、より少ないブロックで操作でき、キャラクターの動きや色、音を変えたりと、幼児でも直感的に扱える工夫がされています。ScratchJrから始めることで、子供たちはプログラミングへの興味を自然と育むことができ、年齢に応じて徐々に本格的なScratchに移行することもスムーズになります。
Scratchの使い方と特徴
Scratchの操作方法はとてもシンプルです。画面上に表示されるさまざまな色や形のブロックをドラッグ&ドロップで組み合わせるだけで、キャラクター(スプライトと呼ばれる)を動かしたり、音を出したり、背景を変えたりといったさまざまなアクションを設定することができます。
たとえば、「進む」や「右に15度回転する」といった動作ブロックを順番に並べることで、キャラクターが自分の指示通りに動く様子が画面上で確認でき、子供にとっても楽しい経験となります。
また、Scratchのもう一つの魅力は、子供の想像力を刺激する豊富な機能です。背景やキャラクターのデザインを自分で描いたり、写真や録音した音声を取り込むことで、よりオリジナリティのある作品を作り上げることができます。
実際に我が子にScratchをやらせてみた
子供にプログラミングを学ばせたいと思っても、「幼児でも楽しめるのか?」と不安に感じる親御さんも多いはず。そこで、人気のビジュアルプログラミングツール「ScratchJr」を使い、実際に我が子と一緒に試してみました。
iPadなら操作も直感的で、子供もすぐに楽しめます。さらにScratchJrなら、コードを書かずにドラッグ&ドロップでキャラクターを動かすことができるので、遊び感覚で学べます。我が子がどのように楽しんだか、その効果や気になる実践体験を詳しくお伝えします。
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ScratchJrの遊び方を教える
ScratchJrをインストール後は早速遊び方を教えることに。動かしたいように移動ブロックをドラッグ・アンド・ドロップするように教えるとすぐに遊び方を覚えて自らブロックを重ねていきました。
このあたりのドラッグ・アンド・ドロップの操作は5歳児でも直感的に覚えることができるようで、簡単な操作方法を教えるだけでどんどん自分でプログラミングを進めていきました。
Scratchにドハマりする我が子
ざっくりと操作方法をレクチャー後は勝手に集中して作業し始めましたのでしばらく放置することに。
覗き込んでひっそり後ろから見てみると何やら複雑な命令をしている模様。この後もステージを変えたり、音声を吹き込んだりと楽しげにプログラミングしておりました。
見ていて面白いと感じたのはやはり子どもながらの柔軟な発想力です。頭の硬い大人と違い、自由で想像力豊かなめちゃくちゃなプログラミングをしておりました。
キャラクターは命令された通り、動き回り、グルグル周り、最後に「う○こー」と発声しておりました。
しばらく作業して満足したのか「パパー、他のゲームやるー」と言い出したのでそこで終了となりました。プログラミングの最初の入りとしては上出来かなと感じました。
ScratchJrをやらせてみて感じた事
ScratchJrで遊ばせてみた感想は以下の通りです。
- 簡単なレクチャーですぐに遊び始められる気軽さがGOOD
- プログラミング学習のきっかけにはとても良い
- プログラミングは子どもの集中力を養うのに最適
- 自分で色々と考える事が楽しそう
まず操作がとても簡単なので、すぐに始められて自分のイメージがすぐに形になる感じがとても楽しそうでした。
現代において小学校の授業からプログラミングは必修科目となっており、遠かれ早かれプログラミングを学び始めます。ゲーム感覚でとっつきやすいScratchJrは子ども心をしっかり掴むのでプログラミングの最初の入りにはピッタリだと思いました。
自分のイメージを形にすべくとても集中して作業に臨む姿は親として見ていてとても感慨深い様子でした。こうやって集中力は養われていくんだなと、勉強させられました。
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